バッテリートラブルはご経験ある方が多いと思いますが、実は復旧時のトラブルが潜んでいるのを知らずにとんでもないことになるサージトラブルについてお話したいと思います。
サージトラブルに直面するとこれまで使用してた機能が突然失われ、部品交換や故障原因を解明するため高額な費用が必要になります。このようなケースは車やバイクでもどちらでもあり得る話でありバッテリーの送電時には特に注意が必要です。
電源スイッチなどにより電源ラインなどをon offするときにサージを開閉サージと言います。開閉サージには電源ラインを遮断するときに生じる電圧サージ(遮断サージ) と投入するときの電流サージ (投入サージ) があります。ここでは電子回路などで生じる現象について説明します。
遮断サージ： 電流が遮断された場合、電源に流れていた電流が急激に変化します。この電圧が大きくなりサージ電圧として電子機器などに影響を与えます。
投入サージ： 電源投入時に、電源ラインに接続された平滑コンデンサーや回路の寄生容量を充電するためラッシュ電流が流れます。この電流により電源ラインの電圧が下がることがあります。ラッシュ電流を避けるためには、電流を制限したりオン時の立ち上がりを緩やかにする必要があります。
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